広元観光
広元はかつて利州と呼ばれ、2300年以上の歴史を持っている都市です。四川盆地の北部にある山地に位置し、四川省、陜西省、甘肅省の境界を接しています。また、中国の歴史上唯一の女性皇帝である武則天の出身地で、三国志や川陜革命と縁の深い場所してよく知られており、「女皇の故郷」「蜀北重鎮」「川北門戸」などと称されています。1985年に省轄市を設立し、利州、元?、朝天の3つの区と蒼渓県、汪蒼県、剣閣県、青川県の4つの県を管轄しています。その総面積は16314平方キロメートル、総人口は約303万人、亜熱帯モンスーン気候に属し四季がはっきりしています。年間平均気温は16.1℃、1月が4.9℃、7月が26.1℃で、年間平均降水量は800~1000㎜です。
広元では約4000年前に奴隷社会を重んじた苴国が興り、その名残が昭化鎮の昭化古城に遺跡として残っています。その後、紀元前316年に秦の始皇帝の統一から、蜀道難との問題を解決するために古代ローマ大道と匹敵する絶壁の蜀道を作りました。その蜀道文化の精粋は広元に集中しており、天下雄関の剣門関や三百里古柏の翠雲廊、天険桟道の明月峡など有名な景勝地が数多く存在します。元の時代までは「利州」と呼ばれ、その後「広元」と改名されました。

広元観光スポット
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剣門関
「天下の雄関」と讃えられる剣門関は剣門蜀道景勝地の重点観光区として1982年に国家級観光地、1992年に国家級森林公園に認定されました。「剣門関を得れば、四川を得る」といわれるほど剣門関は蜀に向かうための要害の地として、2000年以上の歴史の中で100回を超える戦いで戦地として常に争われてきた要所です。かつて戦国時代の秦恵王は蜀を併呑するために蜀王に金牛と美人を褒美として届けるという嘘をつき、蜀王がこの道を開拓させたことから「金牛道」と名づけられました。また、三国時代には諸葛孔明が魏を征伐する途中でこの道をさらに修繕し、蜀滅亡の直前には名将?姜維がこの剣門関を死守したことでも有名です。さらに、...
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皇澤寺
皇澤寺は、中国の長い歴史上女性で唯一皇帝の座についた武則天を祭るために建てられたお寺で、嘉陵江の西岸...
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昭化古城
広元市郊外の昭化古城は旧名を葭萌関といい、張飛と馬超が夜を徹して戦った場所である。 魏・呉・蜀の三...