三江トン族の百家宴

2011年11月11日中華料理

午後の五時半に冠小屯(村)に着きました。冠小屯では主に「百家宴」を楽しむことです。「百家宴」はトン族の人が客をもてなす最高の儀礼です。賓客が来た時、または旧正月などの祭りや行事の際、村の人々が鼓楼の前の広場に集まり、各家庭で作った料理を細長いテーブルの上に並べ、お互いに料理を賞味しながら、交流を促進し、仲を良くする風習です。前に何回か冠小屯に来たことがありますが、なかなかチャンスが恵まれませんでした。おかげ様で、今度はそれを体験できました。

村の入り口で、トン族の衣装を着た村の人達が出迎えてくれました。それから、村の鼓楼の前の広場まであんないしていただき、「油茶」をご馳走しました。地元の人は「油茶」を食べるとき、箸を一本しか使わないのは面白かったです。「百家宴」が始まる前にはまず「芦笙踩堂舞」と「トン族多耶舞」を楽しみました。
 


 六時に百家宴」は始りました。みんなは席から立ち上がって、お互いに挨拶したり、糯米酒を交わしたりしたあと、食べ始まりました。料理をった各家庭の主婦も参加してくれました。初めはちょっと遠慮しましたがその後、みんなはお碗を持って、ほかのテーブルの方へ回り始まりました。各テーブルの料理がそれぞれ違いますが、ダブルのものもありました。珍しものはいなごと螳螂の唐揚げ、どくだみのサラダと酸魚酸肉などがありました。主食は糯米ご飯、サツマイモとトウモロコシなどでした。最後にはは主と客の間に酒を交わし始まり、宴会は盛り上がってきました。普通はよく男性から女性に、あるいは女性から男性に唄を歌ってから一斉に酒を勧めたのです。酒は糯米で造った日本の清酒のような薄い酒で、飲みやすかったです。主と客の仲はそのうち次第に親しくなってきました。




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作者:( 「ふれあい中国」)

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