大連

大連はアジア大陸の東海岸に位置し、遼東半島の最南端にあります。東は黄海、西は渤海、南は山東半島と海を隔てて向かい合っている美しい海浜都市です。そして、東北、華北、華東地域が世界各地と繋がる海上の門口であり、最も重要な港、貿易、工業、観光都市のひとつです。また、東北アジアの商業貿易、金融、情報などの中心地で、「北方の香港」のとも呼ばれています。

大連市の総面積は13399平方キロメートルあり、総人口は約669万人です。大連は山地や丘陵が多く、逆に平野や低地が少ないところです。地形は北から南へ傾き、北は広く、南が狭くなっています。また、大連は景色が美しいことでも有名で、気候は穏やかで心地よく、海にも近いので、中国北方地区でも有名な旅行、レジャー、療養に適した都市となっています。

大連市街の南部には長さ約30キロメートル以上海岸線が続き、沿線には棒槌島海岸、大連虎灘海洋公園、付家庄海岸、白雲山荘公園や星海公園、星海会議センター、大連聖亜海洋世界、森林動物園などがあり、風光明媚な山や海は人々を魅了します。

大連は3つの県級の市(瓦房店市、普蘭店市、庄河市)、1つの県(長海県)と6つの区(中山区、西崗区、沙河口区、甘井子区、旅順口区、金州区)に分かれています。また、経済発展の牽引役を果している国家級対外開放区が4つ(開発区、保税区、ハイテクパーク、金石灘国家観光リゾート区)あります。

大連にはいくつかの別名があります。例えば「服装城(ファッションの都市)」、「足球城(サッカーの都市)」、「旅行城(旅行の都市)」、「アカシアの町」、「リンゴの里」などの名前でも有名です。特に、5月末から6月初めに花が咲くアカシアは古くから有名です。そして、1988年に始まった「大連国際服飾節」は経済や文化、観光が一体となった国際的な催しとなっており、大連市民がたくさん参加する大変賑やかなイベントです。また、スポーツではサッカーが強いことで有名です。地形の特徴でもある丘陵地帯の多い大連は果物が豊富で、特にリンゴが生産量も多いことで名を馳せています。

代表的な観光スポットと言ったら、中山広場、金石灘国家旅行リゾート、大連虎灘海洋公園、星海公園、大連聖亜海洋世界などが挙げられます。