昆明の海埂大垻で紅嘴鴎(ユリカモメ)を見ました。
2014年03月10日中国観光ガイド
旧正月が終わって、昆明へ行きました。着いた日に気温が急に下がり、夜には珍しく雪が降りました。翌日の朝、目が覚めると、外が真っ白な銀世界になっていました。濃い緑の龍柏(ヒノキ類)、ピンクの桃の花、芝生などがすべて白い雪に覆われて、とても綺麗でした。
昼ごろ暖かい太陽が出ました。眩しい光に射されて、雪が溶け始まり、水滴が屋根からぼたぼたと滴りました。お昼は昆明の一番有名な松茸の専門料理店―「松篁養生園」というレストランでしました。2012年5月頃、ドキュメンタリー番組として「舌先の中国」はCCTVチャンネル1で放送されれ、中国で大ヒットしました。第一集の「自然の饋贈」には数多くの中国の食材が紹介されました。番組の中に最も早く登場した食材は松茸で、松茸料理を作る場面は「松篁養生園」でロケーションしました。そのレストランで様々の松だけ料理を味わったほか、初めて松茸酒と松露酒ものみました。食事の後、昆明の友人が滇池の海埂大垻へ案内してくれました。
二月は昆明では紅嘴鴎(ユリカモメ)を鑑賞するには一番いい季節です。「海埂大垻」は滇池の堤防で、紅嘴鴎を見る所です。天気が晴れて、堤防の上は紅嘴鴎(ユリカモメ)を見る人がいっぱいでした。浩瀚たる滇池が水天一碧で、純白ユリカモメなが湖面の上を優雅に飛び舞っていて、とても美しい眺めでした。人々が餌を空に投げて、たくさんのユリカモメが飛んできて、餌を奪い合って、大きい鳴き声を出して、壮観な場面でした。ユリカモメが人間と馴染んでいて、餌を手にして高く上げたら、ユリカモメがいっぱい飛んできました。中国では昔生きたものを何でも食べるので、野生動物が人間のことが怖くなって、遠ざかっていきました。人間が野生動物とこのような短距離での付き合い体験はなかなかできません。私も子供みたいに餌を手にして、高く上げて、ユリカモメが飛んできて、餌を食べてくれました。本当に楽しかったです。
毎年の11月から、数万羽の紅嘴鴎が越冬のため、遥かなる北シベリアにあるバイカル湖から昆明へ飛来して、それから、来年の3月の末頃、また故郷へ戻ります。以前、紅嘴鴎が昆明でなく、洞庭湖、巣湖などの湿地に飛んで越冬しましたが、日増しの工業化と都会化によって、湿地がだんだん狭くなり、餌がなくなったので、自然環境のいい昆明へ引っ越ししました。心の優しい昆明の市民が餌を出して、紅嘴鴎の到来を歓迎しました。1985年に紅嘴鴎が初めて昆明に来てし以来、すでに29年になりました。紅嘴鴎が今後も毎年来るように昆明の市民の皆さんに頑張っていただきたいと思います。すべての中国人が地昆明人のように自然を愛し、環境を大事にしましょう。
かもめの餌を売る人でした。パンよりカモメ餌のほうが栄養が豊富で、カモメにいいそうです。
訪問者(967)
コメント(2)
作者:( 「ふれあい中国」)
前の文:春めいた桂林
次の文:西山公園の蓮の花が咲き始めました
陸さんは昆明でいろいろな美味しい松茸の料理が満喫できて羨ましいです。確かに生活水準が昔より遥かに向上した中国人は農薬無縁の松茸を好むようになりました。昆明は私が何回か行ったことがありましてやはり自然がよく保護された場所だとつくづく感じ、好きになりました。
昆明に来て以来、ほとんど毎日晴れていて、暖かくて、いわゆる「春城」の通りでした。年中花が咲いていて、綺麗な街で、なかなか住みやすい所です。