世界長寿の故郷、巴馬の観光ポイント

2017年10月31日中国観光ガイド

   巴馬瑶族自治県は「世界の長寿の故郷、中国人が長生きの聖地」と言われています。

   巴馬は広西チワン族自治県の北部に位置しており、面積が1971平方キローメートルです。12の民族が集まって住んでいますが、人口が27万人です。地形は西北面が高く、東南面が低いです。典型的なカルスト地形で、ほとんど石灰岩の山々ばかりです。昔から「八つ山一水一分田圃」と言われ、即ち畑は珍しいところです。

   世界では有数の長生きの故郷に、百歳を超える人の比例から見ると巴馬がもっとも高いです。例えば「巴盘屯」と言う村には515人住んでいますが百歳を越えた人は7人います。巴馬に住んでいる人々がなぜ長く生きられるかと言えば、次のような五つの原因があるという研究者の結論を紹介します。

盘屯の百歳の兄弟(妹は現在亡くなっている)

① 日射時間が長い

   普通長い日射に照らされると体にも傷害されますが、巴馬の地下には強い磁石が存在しているため有害な紫外線を良く吸収し、逆に赤外線が残されいています。それは人の体の細胞を活性化にするため、新陳代謝を促進することができて、免疫力を高めることもできたわけです。

② 空気がとても良い

   巴馬にはマイナスイオンがかなり多くあり、盘陽河の両側には10000個/cm³~30000個/cm³以上存在しており、その単位数は東京、北京、上海などの大都会より50~100倍高いそうです。それをよく吸収すると高血圧、喘息、不眠症、関節炎などの治療に効きます。

③ 水がきれい

   巴馬の水はPH7.5位で、弱いアルカリ性の水に属します。国連の衛生組織の標準によって飲用水として最高なレベルのものです。もし三ヶ月連続してその水を飲めば糖尿病患者の血糖は普通の標準に戻れるそうです。

④ 土地の質が良い

   地下の中に豊富な鉱物質が含まれています。麦飯石、岫、セレンなどの微量元素が含まれて特にマンガン、亚铅がもっとも多くあります。マンガン量が高いから血管を保護する役目もあります。そういうわけで、巴馬では心臓病とかの脳卒中などのような病気にかかったものは滅多に見つからず、年寄りになり自然に亡くなるのはほとんどです。

⑤ 地下には強い磁界が存在しています。

   巴馬に強い磁界があるため暮らしている人々は体の発育が良く、磁界は血液の清潔にも役たち、心臓病と脳の病気をかかったものはほとんどいないです。巴馬での高い磁界は、人間の体のバランスの取りに役立ち、睡眠の改良にも役立ち、現地の人々が長く生きられるわけです。


百魔洞

   巴馬の街から約20キロ離れ、現地ではかなり有名な洞窟です。遊覧コースが4000メートルですが普通一時間コースのルートをご案内します。その洞窟にあるロビーのような岩は高さが100メールで、何百メートルの広さがあります。地下川は洞内を流れており、そこでマイナスイオンが一番高く、全国のあっちこっちから沢山の人は洞窟の周りの村に長期間住んでいます。彼らが洞窟に入る定期券を買って毎日洞窟に入り、マイナスイオンを吸いに参ります。有名な休養リゾートとなっています。


水晶宮

   中国でも世界でもなかなか珍しくて見事な鍾乳洞で、洞内に真白な石の毛、巻き石、石の花、細長い石管などといった鍾乳石は数多くあり、さすがに世界一とも言われます。

   歴史を振り返ってみると言えば、ある人は山でひと眠りをしました。寝ているうちにどこからか涼しい風がひゅうひゅうと吹いてくるような感じがして、首も縮めるほどの寒さです。目が覚めた彼は村に帰り人々を呼んできて岩を壊し、穴に入り、大きい洞窟を見つけました。その後、村役人は24時間洞窟の入り口に番を置いて、珍しい鍾乳石などが盗まれないようその洞窟を守りました。

   その後ある会社は洞窟を手に入れ開拓し、2007年九月に観光地として開放されました。町から約30キロ離れていますが毎日見学に来る観光客は少なくありません。洞内の一番広いロビーが5つのサッカー場の面積と同じぐらいで鍾乳洞には真っ白い水晶石の絶景に驚かされました。生まれて始めてその広さを見るため人達がきっとうっとりとなるでしょう。洞窟のマイナスイオンが36000か70000単位で洞外の5倍か10倍より高いです。洞窟に入ると気持ちがとても良くなります。


三門海

   三門海は巴馬から約40キロ離れた鳳山県にあり、世界中で珍しい天坑群です。天坑とは石灰岩の山の中心部が沈没して大きな管となり、山の底から見れば瓶の底から空を見ているような感じがします。三門海とは七つの山々が繋がったもので、そのうちの三つの山の底を流れた地下川が繋がり、観光もできます。


三門海の地下川

   地下川は長くて大きいので海のように見えます。まるで山の中に海があり、海の中に門があるようです。三つの山の地下川を通り抜け、三つの門を通るような気がしますから三門海と言われるわけです。観光用のボートに乗り、三つの山の地下川を通り抜け、夜があけたり日が暮れたりしてあっという間に3日間を過ぎたような気がします。山、水、洞、天も上手く融合して一体なる景色です。特にその地下水の色が翡翠のような色で、光に照らされた岩石の色も緑となります。神秘的な旅となるでしょう。


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作者:(李翔 「ふれあい中国」)

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