「天地之中」歴史建築群

中国河南省にある嵩山は、五岳の中岳と呼ばれています。標高1500メートルの嵩山は、河南省登封市に近いのです。漢代の古闕3基、中国最古の道教建築の遺跡である中岳廟、周公測景台、登封観星台など、8つの建築群があります。これらの建物は9つの時代を経て建造され、天地の中として展示しただけでなく、宗教中心としての力をも体現しました。登封歴史建築群は古代建築の中で祭祀、科学、技術及び教育活動の最も良い場の一つです。中原地区の2000年以来の建築史を構成し、時代のスパンが最も長く、建築の種類が最も多く、文化的内包が最も豊富な古代建築群の一つであり、中国の先人独特な宇宙観と審美観の表しです。201081日、ユネスコ世界遺産委員会第34回総会に登録され、中国39番目の世界遺産となりました。