開封観光

開封は河南省の北部、黄河の南岸、省都鄭州の東側に位置しています。中国六大古都(西安・洛阳・北京・南京・開封・杭州)の一つで、過去に魏(戦国時代)・後梁・后晋・後汉・後周・北宋・金の王朝が都を置いたことから七朝古都とも呼ばれ、現在では国務院による歴史名城24都市の一つに指定されており、世界で唯一の中軸線が一度も変えたことのない都市としも有名です。略称は「汴」です。

市域は鼓楼区・龍亭区・順河回族区・南関区・郊区の5つの区と開封・尉氏・蘭考・杞县・通許の5つの県に分れています。全域の面積は6444平方キロメートルで、人口は500万人あります。

開封は暖温帯大陸性モンスーン気候に属し、年平均気温が14.52℃で、年平均降水量が627.5ミリあり、雨は主に7、8月に集中しています。

六大古都として開封市街地には多くの名称旧跡があります。今日では高さ55mで千年の歴史を持つ鉄塔や1500年の古刹相国寺、王侯貴族の庭園跡で黄河の治水で有名な禹王をまつる禹王台、歴代王朝の王宮があった龍亭や延慶観・山陝会館・岳飛廟・鎮河鉄犀・古城壁など40ヶ所が国・省・市などの文化財に指定されています。また、市内には宋都御街・包公祠・翰園碑林など宋代を模した観光スポットも整備され近年人気を集めています。

そして、市域の諸県にも多くの名称旧跡があり、中国四大古鎮の一つに数えられる朱仙鎮には岳飛廟・清真寺・関帝廟、古杞国の国都で雍丘と呼ばれた杞県には虎丘台・鹿崗台、尉氏県には興国寺塔・紫銅鍾、通許県には子羽墓・李左車墓・曹子建墓などが残されています。