艾里克湖

   艾里克湖は新彊烏尓禾魔鬼城風景区まで16キロのところに位置しています。総面積は70平方メートルで、白楊河水より集まって形成したものです。《新彊図志》により艾里克湖は1300年以上の歴史を持って、カラマイ市の唯一の湖です。


名前の由来

   「艾里克」というのがモンゴル語の「ヨーグルト」という意味です。話によるとジンキスカンは西部を征服しようとし、一つ騎兵隊は砂漠の中に道に迷い、絶望しようとした時に突然目の前に一つの大きな湖が現れました。兵士たちは喜んで湖に飛び込みました。岸に上がってから湖を沿いに前の方に行って、何個のモンゴルのテントを目の前に現われました。テントから一人のおばあさんが作ったばかりのヨーグルトを持って来ています。兵士たちはヨーグルトを飲みながら、先の湖の水のように美味しかったと言ったから、その湖は艾里克湖と名付けられました。


湖の移り変わり

   艾里克湖は一度消失したことがあります。カラマイ市の生産、生活の用水量の増えることに伴い、艾里克湖に流入した白楊河水が差し止められて、1989年に艾里克湖の上流に三つ目のダム「黄羊ダム」を建設されて、艾里克湖の水源を徹底的に切断されて、1995年に艾里克湖は涸れてしまいました。その後、烏尓禾の地下水位は2メートルより14メートル以下に下がりました。牧草退化、大面積のポブラが枯れ、この辺りの居民たちは生活・生産できず、移転を迫られました。


奇跡再現

   しかし、艾里克湖はさすが不思議な湖です。消えた5年以後、奇跡みだい再現されました。もちろん、この奇跡はカラマイ人民が創造したのです。カラマイ市の持続可能な発展を確保するため、カラマイ市、新彊石油管理局と油田会社は中国政府の支持の上で、30億人民元を投資し、4年を続いて、445キロの人工水路を建設しました。それに2000年以来、油田の廃水利用装置を発動して、新しい水量を注がないでも艾里克湖を救う可能性もあります。2000年8月にカラマイ市の導水工程が建設されて、毎年定期的に艾里克湖に放水3.5億立方メートルで、水域面積は50平方メートル、年水流量は4000万立方メートルに達します。艾里克湖の生態環境と烏尓禾区元の自然景色を恢復されました。


現状発展

   艾里克湖に整備を通じて、消えた野生魚、動物、各種飛ぶ鳥が再び湖区に戻りました。艾里克湖はまた渡り鳥の乗り換え駅となっています。毎年400トン魚を生産できて、カラマイ、ウルムチ、塔城などに売れていきます。2006年と2007年艾里克湖が所産の魚と湖周辺にて放し飼い牛羊は国家環境保護部門に有機食品と認定されています。