中国新疆和田で漢晋仏教遺跡を新発見

2012年03月02日

  新疆和田地区文物局からよると、新疆文物考古研究所は近日和田地区洛浦勒克遺跡と阿克斯色伯勒古城での調査作業中、仏教遺跡を発見したという。
玛坚勒克遺跡は洛浦県杭桂郷の砂漠にあり、作業メンバーは6平方キロメートルの範囲の中に初めて窯址9箇所、仏教遺跡2箇所、古墳区1箇所、耕地遺跡などを発見した。
  仏教の寺は遺跡区の北東にあり、西東向きの長方形平面だ。タワー園の遺跡は方形平面で、垣とタワーから構成した。遺跡地表は大勢陶器残片があり、紋が多くいろいろな形がある。陶器残片のほかにも、鞍の形にした石造りの碾き臼の台、石球、銅器、玉細工残片、鉄の矢じりなどが遺した。
  遺物の特徴から推測すると、この遺跡の年代は漢晋から南北時期までだということが分かった。
  阿克斯色伯勒古城は洛浦県杭桂郷西北の砂漠にあり、漢に作られ、宋に廃棄された。古城はもともと円形で、周囲約960メートルで、面積は100万平方メートルの土れんが建築だ。
  今回は古城の垣根と坂状の土台を整理することを通して、古城の構築方法と新疆城址の構築仕組みの研究に対して、新たな資料と認識ができた。