中国吉林省、宮城県に10万ドル寄付

2011年03月15日

 吉林省委員会と省政府はこの大震災に伴い、同省と友好関係にある宮城県に対し10万ドルの震災寄付を行うことを決定した。また、長春市委員会と市政府も、仙台市に対して50万元の寄付を決定。
     吉林省と宮城県は、1987年に友好関係を樹立して以降、政治・経済・文化など各分野において良好な交流・協力を続けてきた。今回、大震災の震源地に最も近い宮城県の被災状況は極めて深刻である。
 吉林省委員会と省政府は、人道主義の立場と両地域の住民の友好関係を照らし合わせ、吉林省住民を代表し、宮城県の被災者に10万ドルの支援金を送る事を決定した。支援金は、宮城県の被災者救援と震災後の復興・再建作業の支援、また一日でも早く今回の大きな災害を乗り越え 、県民が普段の生活に戻れるよう運用される。
 吉林省商務庁は、省委員会・政府の指示により、日本の企業で研修している多くの在日研修生(技能実習生)との連絡に尽くしている。13日までに、日本にいる5781人の中国人研修生と在日企業の中国人従業員の無事を確認した。また、省関連部はこれら以外の76人とも連絡が取れ、名簿との照合を進めている。