龍勝龍脊棚田は世界重要農業文化遺産に認定

2018年01月17日


   元代から始め、清の時代に完成させた龍脊棚田。村人は棚田に稲の栽培を続け生活している。龍脊棚田の季節ごとに変わる風景に引きつけられ、毎年数多くの観光客が足を運んできている。1月11日、龍勝農業部門によって、龍勝龍脊棚田システムは「中国南方亜熱帯地区棚田システム」の1つとして世界重要農業文化遺産に認定されている。


   龍勝は耕地が総272373.3ムーあり、水田が223976.85ムーで、坂6°以上の棚田は約96%、15°以上のは約80%、25°以上のは約46.69%ある。棚田の落差も大きければ階数も多く、最大1100階もあり、落差は最大860メートルになっている。その中で龍脊地区の棚田は70.1平方キロメートルで、核心地域の棚田は10734ムーあるという。


   龍脊棚田は中国南方稲作棚田の典型代表と言われ、早くも2014年に中国重要農業文化遺産と賞賛され、広西省初の名誉となった。同年、龍脊棚田システムは農業部に「中国十大の美しい田園・棚田景色」の1つとして耀いている。


   去年、農業部は中国南方稲作棚田として、広西龍脊棚田、福建尤溪聯合棚田、江西崇义客家梯田と湖南新化紫鵲界梯田といった4つの棚田をまとめ、世界重要農業文化遺産の申請を出した。何年もの努力を経て、いよいよ良いお知らせが来た。2017年11月23日の国連糧農組織世界重要農業文化遺産(GIAHS)の専門家会議では、中国南方稲作棚田は許可を得られ、正式的な授与式は4月の第五回世界重要農業文化遺産国際コミュニティーで行われる予定だという。