「五一」連休、「紅色観光」が人気

2011年04月25日

    青海省の省都・西寧市南山路のある旅行代理店は20日、「五一(メーデー)」観光の問い合わせに訪れた顧客で混み合った。新たに発売された、中国共産党ゆかりの地を巡る「紅色観光(ツアー)」に人気が集まっている。

   今年は中国共産党建党90周年にあたり、「紅色観光」ルートは市内の多くの旅行代理店の主力商品となっている。「先月から、全国各地の紅色観光が徐々に熱を帯びています」と市内城東区花園北街の旅行代理店の電話オペレーターは語る。市内には、観光に対する顧客の要望に応えるため、複数の「紅色観光」ツアーを打ち出しているの大手旅行代理店もある。

   西寧市観光部門担当者によると、例年の「紅色観光」のピークは6月から7月だが、今年は「五一」に流れ込み、観光客数も増える見込み。同部門は「五一」連休に観光に赴く市民に対し、レジャーシーズンの到来に伴い、全国各地の観光スポットは混雑のピークを迎えるため、観光客はできるだけ中短期ツアー、もしくは人気の高い景勝地や交通の混み合う地域を避けるよう呼びかけている。