​南華寺

   南華寺は広東省韶関市曲江区馬埧鎮東南方面の曹渓の畔にあります。韶関市区とおよそ24キロ離れています。南華寺は中国仏教名寺の一つで、禅宗の六祖恵能が広く「南宗禅法」の発祥地です。

   南華寺は南北朝梁武帝天監元年(西歴502年)から建てられ、天監元年(西歴505年)にお寺ができました。梁武帝は「宝林寺」の名を賜りました。後に「中興寺」、「法泉寺」と名前を変えました。宋の開宝元年(西歴968年)に宋太祖は「南華禅寺」の名を賜り、この名前は現在まで使っています。禅宗の六祖がこちらで法律を発布したので、“六祖道場”とも呼ばれています。

   南華寺の総面積はおよそ12000平方メートルで、曹渓門、放生池、宝林門、天王殿、大雄宝殿、蔵経閣、霊照塔、六祖殿で構成されています。建築は霊照塔、六祖殿を除き、他の建物は1934年後虚雲和尚が改築しました。

   南華寺内は六祖真身、五百羅漢群像、千仏の袈裟、武則天の聖旨などの文物が保存されています。

   1983年に南華寺は最初に国務院に漢民族地区の仏教の全国重点寺院に決められました。2001年6月25日に、南華寺は明と清の時代の古い建築として、国務院に第五陣の“全国重点文物保護単位”に登録されました。また、2017年10月、南華寺は“海峡両岸交流基地”と承認されました。