武夷山風景区

  武夷山風景区は、武夷山市区の南約15㎞の所にある武夷山観光のメインエリア。景勝地区は南北12㎞、東西5㎞の広大な面積を有し、その風景は奇秀甲於東南(奇観にして秀逸な風景は中国東南で武夷山が一番)と称えされる。1999年12月にはユネスコの世界遺産に登録された。
  武夷山には36峰、72洞、99岩があるとされ、碧水円山(青い水と赤い山)とたとえられる水墨画そのままの世界が広がる。その風景は場所や季節によってさまざまな姿を見せ、人々の心をつかんで離さない。また、この大自然の中には珍しい動植物が生息しており、風景区全体が天然の博物館のような存在にもなっている。
  風景区は、九曲渓景区、天遊峰景区、桃源郷景区、一線天景区、武夷宮景区、水簾洞景区、天心景区、星村景区などのエリアに分けられる。
  武夷山国家自然保護区は、武夷山風景区の西約40キロメートルの所にある自然保護区。平均標高は約1200メートル、保護区北部にある黄崗山は標高2158メートルと中国東南部では最高峰。武夷山国家自然保護区内には、植物2000種、動物400種、鳥類400種が生息しており、これらの一部については保護区内にある自然博物館で見学することができる。
  武夷山国家自然保護区は厳重に管理されており、保護区内を自由に歩き回ることはできないので、移動には車を利用することになる。

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