芙蓉鎮

  芙蓉鎮は湖南省湘西永順県王村の中にある古鎮です。1987年に日本でも公開された名作映画『芙蓉鎮』の舞台となり、それがきっかけで湖南省有数の人気観光地となっています。


   米豆腐を売る屋台をだす若い女主人公が、文化大革命の嵐に巻き込まれ、夫は死に追いやられるなど波乱の半生を生き抜く姿を描いています。その舞台となった王村に多くの観光客がやってきました。2007年に名を「王村鎮」から「芙蓉鎮」へと変更しました。2000年の歴史をを持つ古い街で、現地の観光地化された場所から路地裏に入ると石畳の続く道の先に歴史ある建築物や地元の人々の情緒あふれる生活風景を目にすることができます。散歩するときに時代劇の雰囲気を感じられます。突き当たりが酉水という大きな川で、約100軒以上の店舗が並ぶ河畔街には、川魚や小エビの干物が目に付きます。また、「米豆腐」が名物で芙蓉鎮の至る所に米豆腐屋があり、映画にも登場した米豆腐屋も作中と同じ姿で営業しています。