肇興トン寨

肇興トン族は陸姓トン族です。五大房族に分けて、5つの自然区に分け、現地では「団」と呼びます。仁団義団礼団智団信団の5団からなります。

肇興トン寨の旧称は「肇洞」と呼ばれ、黔東南最大トン族の一つで、鼓楼群が最も有名です。トン族特有の建築芸術で、知恵の結晶で、代表な標識です。「鼓楼を見れば、必ず侗寨である」の言い方があります。寨の五団は鼓楼5基、花橋5基、居台5基があります。上から仁団、義団、礼団、智団、信団の順で、仁団鼓楼は7階で高さ21.7メートル、義団鼓楼は11階で、高さ15.8メートル、礼団は13階で高さ23.1メートル、智団は9階で高さ14.8メートル、信団は13階で高さ28.9メートル。鼓楼は木造構造で、スギ4本を柱とし、頂上まで立ち上がります。別の副柱に横棒をプラスしてその上に立て、四方に伸びて、すべてほぞ穴、木栓で貫通し、釘を使わずに、隙間がありません。古建築の専門家はトン寨鼓楼について研究した後、「トン寨鼓楼は土着文化で、中国建築の一品種である」と述べました。寨にはトン歌隊、トン劇班もあります。トン族の鼓楼は吉祥如意と繁栄の証で、心を一つに合わせた表現です。そのため、トン寨が鼓楼を作るすることは全寨の栄誉と願望で、めでたい行事としてみなし、各家はそのために金と力を出し会います。