金山寺

 高さ44m、周囲520mの山、金山。もとはひとつの島であったが、清の道光年間(1820~1850年)に陸続きになった。金山という名は、唐代にここで修行をしていた法海禅師がこの地で金を掘り当てたことから名付けられた。
 大門を真っすぐ進むと、金山寺(江天禅寺)がある。金山寺は東晋代(317~420年)の創建。雪舟は2度この寺を訪ねている。山門を入ってまずあるのが大雄宝殿。殿内に安置された大仏像と装飾が施された壁に特徴がある。
 さらに見逃せないスポットとして、天下第一泉がある。この泉は唐代に茶の専門家として名をはせた陸羽と劉伯芻により天下で第一の水と認められた。東晋代に創建された芙蓉楼では、この泉の水で注がれたお茶が飲める。