一回でも桂林の漓江の絶景を楽しんでみませんか?
2012年08月20日中国文化
中国の桂林は雄大なカルスト地形に恵まれ、山青、水秀、洞奇、石美という4つの特質を持っている観光地と言われています。その代表的なのが何と言っても桂林市内から、約22キロ離れた外国人の専用船乗り場である竹江から、陽朔までの53キロほどの漓江下りなのです。
黄布倒影と呼ばれた所を日本のサントリーウーロン茶のレッテルマークにしたことがあるそうです。漓江を宣伝するためのロゴマークのようにもなりました。
きれいに建てた竹江船乗り場の待合室は、昔、外国人が専用したが、今金持ちの中国人も利用するようになりました。
竹江港に観光船が整然として並んでいました
きれいに出来ている観光船の中は、エアコンが付き、気持ちがよさそうです。
きれいな川の水に浮かんでいる「蝙蝠の山」がまず目の前に広がりました。
漓江は桂林から北側に81キロ離れた猫児山(海抜2142m)を源にして流れる川で、南に向かい桂林を経由し南の悟州市で珠江に合流します。全長が437キロあり、とりわけカルスト台地を流れる桂林から陽朔までの83キロは無敵かつ雄大な山水画の世界を展開しています。昔から「桂林山水天下に甲たり」という最高の賞賛を受けました。具体的に唐代からこの景色の美しさに対する認識が始まり、数多くの文人墨客が自分の使命のように最大限に漓江の景色を褒めて止まないのでした。「江は青羅の帯を成し、山は碧玉の簪の如し」という言葉が唐代の大文豪の韓愈の名言であり、見事に漓江の景色をまとめたと言えます。更に「桂林に来て漓江に行かないと桂林に来た意味がない」という言い方も流行っています。
きれいな水、青い山々と呼応している観光船が数珠繋ぎになり、乗せた観光客をいよいよ興奮させようとしますね。
山の中腹に立っているのは美しい伝説を伝えてくれた「望夫石」で、背中に子供を背負い、ご主人がきっと帰ってくると待ち焦がれた奥様にみんな感動しないではいられないでしょう。
観光船の展望台で熱い日差しにもかかわらず、きれいな景色を一つとして見逃したくない観光客
前にM型になっている山が冠の山と呼ばれ、麓に冠岩という洞窟があります
冠岩という鍾乳洞が500年ほど前から発見され、今全長3キロの地下観光にむけての鍾乳洞に開発されました。漓江から小舟で中に入ることができます。
竹林もきれいに山々を引き立てています
山の頂上に小さな白い穴があり、「桃源の村に掛かる月」とたたえられ、風情のある命名ですね。よく見ないと分からないくらいです。
羊の蹄に見える山が「羊蹄山」と呼ばれ、ここから川下りのハイライトを迎えました。
川下りのハイライトに入ると川面に無数のいかだが浮かんでおり、話によると桂林市政府は観光への安全性を強化しようと、いよいよこれらの筏遊びに対する規制を強め、統一管理に一本化するということです。
ここは有名な「下竜風光」と言い、一番向こうに小さな二つの山が見え、それぞれ日本のどの山に似ていますか?あてていただきたいです。
亜熱帯に属する漓江は年間平均気温が19度で暖かくてほぼ年中観光できるコースと推奨されています。ここは桂林の観光の「盛り場」として、年中無休がこのコースの強みでもあり、国内外において一番と言っていいほど観光客の人気を集めています。外国人専用の船乗り場の竹江(国内の観光客の船乗り場に少し上流の磨盤山船乗り場があり、観光船としての装備や昼食の内容が一桁落ちるので料金が少し安いです。)から豪華なエアコン付きの観光船に乗り換え、本格的な川下りの楽しみが始まるのです。乗る時間が川の水の量により違いますが、大体夏は3時間前後ですが、冬になると4、5時間になることもあります。毎年の11月から翌年の3、4月まで、全国的な観光のオフシーズンになりますが、桂林の漓江も水が少ないにもかかわらず、相変わらず船乗りの川下りがちゃんと出来ます。ただ観光コースは途中の竹江から下流の興坪までに短縮させるか、或いは楊堤から下流の九馬画山までの往復に変更するかになります。
実は360度のパノラマ景色で、どの方向に向いてもきれいな場面で、紛れもなく山水画の世界です。
5月になり、気温が次第に暖かくなるにつれ、雨が降り始めますが、雨に煙る漓江は逆に墨絵のように見えるし、視界的に一番美しいとお勧めすします。6月になると完全な雨季になり、漓江はその集中豪雨により洪水になる時もあります。極端に水位が警戒線以上になると、その日のせっかくの川下りが余儀なくされて中止となることもあります。でも今までを見ると、このようなハプニングが年に1、2回しかないから、それほど心配するまでもないです。7、8、9月に入りますと雨が少ない代わりに気温が上がり、晴天が多く続き、ほぼ毎日30度を上回るのですが、豪華な観光船にエアコンが付いているから、それほど苦にならないです。かえって気持ちのいい船の中で冷たいビールを飲みながら船外の美しい漓江の景色を見るのが人生のまたとない醍醐味ではないでしょうか?まして、この時の川の水量が程よく流れるし、洪水時の淀みもなく、どこでも青く澄んでいます。両側の緑満点の山々や竹林が綺麗に川に映って倒影になります。夏場の桂林の漓江の川下りは夏休みもある関係で確かに観光客が多く詰めかけてきます。10月の桂林に入りますと、運が良ければ町の至る所で木犀の花も満開して気持ちがいいです。これに合わせて美しい漓江も爽やかな季節を迎えます。
やっとクルージングランチの時間になりました。バイキング形式で、ボリュームが結構ありますね。全部で14品あるみたいで、観光に疲れたお腹をすっかり満足させてくれますよ。
定食のバイキング以外に別料金で注文する漓江の味覚とされた海老や魚のハヤなどのから揚げを、ビールのおつまみにして一番おいしいです。
さぞかし水牛も腹が減ったんでしょう。川の中に潜り込んで「お気に入り」の水草を食べていますね。
桂林は地震がないですが、漓江の山のがけ崩れがないとは言えないです。
水がちょろちょろと流れていますが、雨季ですと豊富な水が流れ、迫力のある滝に変わりますよ。
絶壁の白い模様をそれぞれ形の違う馬に想像すればいいそうです。よく想像すれば九頭までも数えられますから、「九馬画山」と呼ばれています。
ここが中國の紙幣20元の裏にも刻まれた場所であり、お客さんはいつものように20元を手にして喜んで記念撮影を取っています。
ここは興坪という港町で、三国時代にすでに町として営造されたそうです。冬の渇水期になると川下りの終点として利用されることもあります。
陽朔の竜頭山船着き場は大体中国人を乗せた、磨盤山の船乗り場から出発する船が到着する終点です。
ここは外国人を乗せた観光船が普通、到着する終点で、地名として壁に「陽朔」という大文字が刻まれています。
あなたは思う存分に山水画の世界や長閑な田園風景を楽しみながら、この掛け替えのない漓江下りのコースを是非とも体験してみてください。きっと期待以上の感動になるでしょう。
陽朔の港で珍しい漓江の名物と言われた川鵜を担いで記念写真を撮っている観光客
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作者:( 「ふれあい中国」)