50にして天命を知る

2013年09月30日桂林の生活

 今日は私の50歳の誕生日です。孔子は「50にして天命を知る」と言ったことがあります。人生を振り返ってみると、頑張って成功した喜びもあれば、怠けて失敗した悲しみもあります。大学を卒業して桂林に来た年のある日、解放橋の袂で、将来の運命を易者に占ってもらいました。易者の当時の話は今ほとんど忘れましたが、「あなたは50歳からお金持ちになる」という話だけはまだ覚えています。易者の話は信用しませんでしたが、多少は期待しました。時間の経つことは早いもので、あっという間に私は五十歳になりました。でも現在の状況を見て、金持ちになりそうもないです。易者の占いをを逆に理解すべきかもしれません。
 子供の時、家が貧乏で、誕生日を祝うことは私には贅沢なことでした。友達が誕生日の日にはお祝いの卵を食べるのを見て、羨ましくてたまりませんでした。誕生日に卵が食べられるような生活が過ごせるために一生懸命に勉強して、漸く当時の人が羨ましい大学に入学することに成功しました。大学を卒業した後、ガイドと添乗員の仕事が忙しくて、誕生日を祝う暇はありませんでした。時々誕生日が過ぎてから初めて気が付きました。近年来、ゆっくりと誕生日を祝う暇がありますが、どうもその気持ちにはなれなくなりました。これが人生ですか。夕べ、妻は明日はあなたの50歳の誕生日で、何かして祝いましょうかと言ってくれました。「まあ、別に祝うことでもないですが、娘がバスでバースデーケーキが好きだから、いいのを一つ買いましょう」と返事しました。
  今朝、家内と二人で誕生日のご馳走の材料を近くの三里店自由市場へ買いに行きました。三里店自由市場は主に屋根の付いた屋台と周りの露天の臨時屋台の二つの部分に分けられています。それぞれは果物、干し物、肉、海、料理、野菜などの屋台があります。秋に当たって各種類の野菜と果物がいろいろ出荷しています。蛙と犬肉もありました。若い時、蛙、犬肉と下手物など何でも食べましたが、今はそれらも物は一切食べなくなりました。今年物価が高騰したことをつくづくと感じました。 近年、毎年物価が上がる一方で、市民もインフレにはすでに麻痺していますが、やはり今年、物価の値上りが酷くて耐えられなくなりました。例年には野菜一束は大体2元ぐらいでしたが、今年はなんと5元まで値上がりました。インフレは厳しく人々の日常生活に影響しました。

五本の蝋燭は50歳のことを表しています。




全部豚の頭でした。

私はいま大好物のすっぽんも食べなくなりました。

蛙、泥鰌、なまずなど鱗のないものも食べないです。

これは南米から輸入したもので、中国語は「小龍蝦」と言います。

桂林市霊川県の藁焼きの犬肉は有名ですが、私は犬を飼ってからもう犬肉を食べることをやめました。

可哀そうに。



豚に食べさせる薩摩芋の蔓は農薬を使わないので、緑食品として人気があります。

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コメント(4)

作者:( 「ふれあい中国」)

お客様からのコメント

1imai2013/09/30 20:47返信

 ハッピバースディー陸! 50歳と言う事で、人生3分の2を過ごされた感じですね これから金持ちになれるようになるのでしょうかね。  中国の不動産価格も、何処までも値上がりして行きそうな感覚がありますね、ここから、誰かが買ってくれないと価格維持出来ませんからね、影の銀行が不良債権化しかけているとかありますんで、リコノミクスとかで、経済刺激の経済対策を何処までやるのか難しい局面ですね。  金木犀が日本も咲き始めて、良い匂いを嗅いでいます。  犬肉も、欧米各国から言わせると、動物虐待だと言われますね、食文化とも言えるんで、無くなるのも困るでしょうね。  カリスマガイドの董さんが書かれているのが多かったので、どうされたのか気にしていましたが、交代で書かれているのかな?

  • 2013/11/03 23:23

    今井様、お元気ですか。お久しぶりにコメントいただき、大変嬉しいです。董さんのことに気を使っていただきありがとうございますます。董さんはちょっと用事があって、しばらく休んでからまた続けて書くことになっています。中国では現在給料以外何でも値上がりです。ひと束の野菜は1元からこの前の4,5元まで値上がりました。最近は3元ぐらいまで値下がりましたが、やはり不安ですね。それ以上心配は要りませんね。どうせこんな状況になってしまって平民の私たちはどうでもいいです。

22013/09/30 10:27返信

陸さん、お誕生日おめでとうございます!この一年が陸さんにとって、たくさんの幸福と可能性に満ちた日々でありますように。

  • 2013/09/30 17:16

    梅ちゃん、いつもお世話になっております。めでたい誕生日のごあいさつありがとうございます。これからもよろしくお願い申し上げます。

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