厳冬に生まれた芸術品~~吉林省の蛟河市で見た雪のオブジェ

2015年02月09日中国文化

筆者は1月中旬に雪が割に多く降る蛟河市に帰省しました。この町は確かに冬になると寒くなると同時に大量の雪も降り、街の至る所に溜まっています。地元の人々はこの雪を出来ればいろいろな形のオブジェに作り、厳冬の話題になります。さあ、今年はこの町でどんな情感豊かななオブジェが登場するだろうかと期待を膨らませました。案の定、筆者の目を楽しませてくれたのは一つの住宅団地の街道に並ぶ雪のオブジェの数々でした。これらの雪のオブジェはふつう高さ4、5メートル、幅7、8メートルにも及ぶ巨大なものです。いずれも厳冬の寒さに凍てつき固まり迫力が満点です。これらのオブジェは例年のハルピンで開催する氷祭りに出演する氷のオブジェと違います。もし氷のオブジェは透明で少しけばけばしく見えるならば、雪のオブジェはいかにもシンプルで落ち着くような感じがすると思います。氷のオブジェはもしアーチスト達の特許で近寄りがたいものだと言えるならば、雪のオブジェは庶民的なもので、誰でも親しめる雰囲気が漂います。この点で雪のオブジェは氷のオブジェよりも更に「親和力」が込められているように見えます。筆者は氷よりも雪のオブジェの方が好きです。さすがに北方に生まれた人は誰でも雪で見事に自分の好きなオブジェを作ることができるのではなかろうか。私はこれに感心しないではいられません。

ご存知のように氷点下20度前後の街でふつう寒くて生気のない感じしか残らないですが、この雪のオブジェのために街全体にも一種のぬくもりをもたらしてくれたようです。こればかりではなく筆者の心を和ませてくれました。このぬくもりを厳冬の中でいかにもありがたい存在ではなかろうか。こうして考えればこれらの雪のオブジェの人物像は皆生きているものだと考えられるようになりました。そして昼でも夜でもこの寒さに怖じずに蛟河という町をずっと3月中旬まで見守っています。

アクセスとして長春空港から2時間で車で行くこともできますし、あるいは長春市のバスターミナルから蛟河市のバスターミナルまで2時間半ほどで行くこともできます。さらに今年8月に開通すると見込まれる高速鉄道を利用でき、同じ長春市から1時間半で行けるということです。きっと皆さんはこの町の巨大な雪のオブジェに感動を覚えるに間違いないだろう。


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作者:(董文利 「ふれあい中国」)

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