爆竹を控えた今年のお正月
2015年02月25日桂林の生活
旧暦に基づいて新年を祝う中国では「春節」と言われる旧正月を過ごします。そのため爆竹や花火を鳴らす習慣が根強く残っています。ところが今年のお正月祝いに大気汚染物質PM2.5によるとみられる環境問題が指摘された中、爆竹などは明確に自粛されることになりました。桂林市の環境保護局長からも「今年のお正月に出来れば爆竹を鳴らさない方がいい」と明らかに市民たちに呼びかけたほどです。筆者の住む住宅団地でも例年よりも鳴らす住民がかなり減りました。筆者は「年夜飯」と言われる一年中もっとも大事な「年越し晩御飯」を食べた後、住宅団地を回ってみましたが、案の定例年よりも鳴らした形跡が少なく通路がほとんどきれいでした。筆者は市民たちが確実に環境保護意識の高まりに少し溜飲が下がりました。街角で設置した爆竹販売コーナーがおそらくその販売量が例年より半減するだろうとも考えました。また筆者の携帯に「微信」と呼ばれるショートメールにも桂林の環境保護にみんな感心して爆竹を自粛してほしいという情報も出ています。筆者は隣近所の男性の方に「お正月のために爆竹を鳴らす必要があるが環境も大事だから、今年は少し少なめにしました。」と言われました。
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作者:(董文利 「ふれあい中国」)