穿岩ー桂林郊外にある天坑

2016年11月01日中国観光ガイド

   10月30日、日曜日、徒歩の愛好者と一緒に霊川縣潮田郷の南墟村から陽朔縣興坪鎮の西塘村までハイキングしました。

   朝8時30に南城百貨デパートの前から出発して、1時間15分ぐらいバスに乗って、南墟村に着いて、ハイキングをし始まりました。

   畑の狭いあぜ道を歩いて、新鮮な空気を吸い、とてもいい気分でした。生活の悩みはしばらく忘れることができました。約20分歩いて、遠くから山の上に穴が現れてきました。地元の人はそれを「穿岩」と言います。山の麓にある浅瀬を渡って、20分登って、山の中腹に洞窟があり、暗い洞窟に入って、ライトに当たられて、洞内の石灰岩の結晶がキラキラ光っていました。洞窟を出て、大きな穴がぽっかり空いていました。穴の底部から見上げて、周囲の石灰岩の絶壁が垂直に切り立っていました。中国はそのような穴を「天坑」といいます。「天坑」は主に中国の西南部のカルスト地形に分布し、地下河川が陥没によってできたのです。

   簡単なお昼を済ませて、西塘村に移動しました。都会部と比べて、田舎は寂しいぐらい静かでした。途中、道端にみかん畑がよくありましたが、農家の人に会いませんでした。1時半頃、西塘村に到着しました。桂林では普段滅多に葦が見られないので、はじめて広い生い茂った葦が見て、大喜びでした。西塘村は地勢の低いところで、三つの広い池があります。昔多分広い沼があって、生い茂った足が生えたでしょう。

   近年、中国の農村に大きい変化が起こしました。どろどろの狭い土の道が広いセメントの道路になりました。村には土塀の家が見えなくなり、全部レンガの建物に変わりました。村の環境は綺麗になり、人々の服装も都会のファッションと同じようになりました。将来、できれば田舎に住んで、老死したいです。

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コメント(2)

作者:(陸耀雲 「ふれあい中国」)

お客様からのコメント

1toubunnri2016/11/02 23:07返信

桂林は世界でもカルスト地形で有名で、中国の世界自然遺産まで位置づけられました。郊外の方に出ると無数の奇岩群が連なり、話題を呼び、「洞奇」(洞窟が美しい)、「石美」(岩がきれい)とよく表現されています。陸さんは簡単かつ明瞭な言葉でこの景色の美しさを描いてくれました。あの洞窟を見ると思わず「桃源郷」の入り口のように連想し、もしかしたら「桃源郷」の世界よりも更に長閑で私たちの心を和ませてくれるかもしれませんね。

  • リク2016/11/04 10:51

    私は田舎の出身で、子供の時からよく母について、野原に出かけて、あの大自然に対するイメージが深いです。でも田舎は景色がいいですが、貧乏な生活で、やむ得ず一所懸命に勉強して、大都会に逃げてきました。近年、田舎では人々の生活レベルがだいぶアップして、今の子供たちが私の子供の時の貧しい生活をしなくてよかったです。

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