司馬台長城の麓にある小北平、古北水鎮

2018年04月27日中国観光ガイド

   烏鎮に行ったことがありますか。それは江南独特な優しさを持っているところです。最近の人気古鎮古北水鎮は、見た目では烏鎮に似ているが、実は北方建築の壮大さも出ています。


   北平は北京の旧名であり、1949年に中国人民政治協商会議第一回全体会議で、北京と名を変えました。

   司馬台長城はイギリス『ザ・タイムズ』に、「世界で見逃してはいけない25処風景のトップ」と好評されたことがあり、古建築学専門家の羅哲文はさらに評価したことがあります。「中国長城は世界一、司馬台長城は中国一」と。


   古北水鎮は中国で最も険しい司馬台長城を後にし、鴛鴦湖水庫を前にしており、山水に囲まれ、江南水響の雰囲気が漂っている上、古北京の余韻もあり、まさに小北平の感じがします。


   北京の高速道路を走り、北へ100キロくらい進んだら、「古北水鎮」の看板が見えてきます。北京市密雲区に位置する古北水鎮は「六区三谷」に分かれ、老营区、民国街区、水街風情区、臥龍堡民俗文化区、湯河古寨区、民宿食事区といった6つの区と、后川禅谷、伊甸谷、云峰翠谷といった3つの山谷が挙げられます。


   水鎮の建築は北方民国時代の古鎮の風貌を保ちながら、江南の風情が漂っています。人工川に鴛鴦湖から水が流れ、いくつかの小舟が水面に浮き上がっています。山々に囲まれ、頭を上げて望めてみると、長城はまるで巨竜のように山脈の上に身をおいています。なかなか良いレジャースポットですね。



   騒々しい都市から離れ、古鎮の古き街を歩きます。道端に青レンガの家は白押しに並んでおり、石の道は延々と続いていき、水墨画を見ているような、素朴で静寂な感じです。



   古鎮にたくさんの特別な店舗があり、レトロな看板は街と一体化となり、民国時代にタイムスリップしてきた気がします。



   永順染屋では原始の染工芸展示があり、長く伝わってきた技術で美しい布を作り上げています。



   古鎮にて売っている物も可愛く、家族や友人にあげる最適なお土産でしょう。



   司馬台長城は北京で唯一夜にオープンする長城であり、こちらで美しい夜景が観賞できます。水鎮と司馬台長城と合わせ、北の力強くて美しい一枚の独特な絵になっています。



ご案内:

アクセス:

車:京承高速24号司馬台出口から直行、もしくは京密路の司馬台鳥居より右折

バス:48元/人/片道

入場料:150元/人


新浪旅遊より)

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作者:(彭旻瑋 「ふれあい中国」)

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