広西旅行大発見(明仕田園)
2009年07月23日視察旅行
明仕田園は崇左市大新県から約53キロ離れた所に位置しています。碩龍鎮から23キロ、前回紹介した徳天瀑布からは約40キロ離れています。農作物は主に稲、サトウキビ、トウモロコシなどが栽培されています。
私たちが行った時は、岩応から明仕に抜ける山間道が道路拡張工事中でした。この工事が完成すればもっと便利になることと思います。明仕田園までは見渡す限り青田の田園風景、遠くまで続く特徴ある山並みが、雨後の竹の子のように次から次へと目の前に現れて飽きることがありません。途中の風景がすばらしく、何回も車を止めて写真を撮りました。明仕田園に着く頃には、ちょうど太陽が西の山に沈もうとしていました。夕日を浴びながら、放牧の牛を引いて家路に向かう農民たちの姿が牧歌的で美しく、夢中になってシャッターを押しました。ただ、どのアングルで撮っても電線が入ってしまうのは、ちょっと残念でした。
私たちが宿泊したホテルは主に二階建てで、木材が多用されていて心が落ち着く感じです。各部屋には民族情緒溢れた刺繍の工芸品がたくさん飾られていました。特に目立ったのは壁に掛けられていた篩です。どういう意味かよく分かりませんが、その真ん中に刺繍された円形の布が貼ってあります。魔よけのためなのかな?ホテルは山の麓に建てられているので、夜はエアコンをつけなくても快適に過ごすことができました。
朝起きて、ベランダ側のドアを開けると、オレンジ色の光が部屋に差し込んできました。同僚はすでに起きていて、夢中になって朝焼けの風景を撮っていました。湖面に山々の影が映え、東の空は黄金色に染まり、息を呑むような風景です。私も負けずとシャッターを押し続けました。
朝食の後は筏下りに出かけました。屋根付きのエンジンが付いてない筏で、風景を楽しみながらゆったりと下ることができました。川の両岸の景色を見ていると、まるで漓江を下っているようでした。ガイドの話によりますと、明仕田園はいくつかのドラマのロケ地として使われてきたそうです。主なものでも『牛郎織女』、『天涯侠医』や、香港の人気テレビドラマ『本草薬王』などとのことでした。筏下りが終わると、私たちは明仕田園に別れを告げ次の目的地へと向かいました。
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作者:( 「ふれあい中国」)
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