子年

2020年01月15日中国文化

                                                

現在、日本でも中国と同様、十二支暦法を採用している。十二支が12種類で年方角時間を表す。中の「亥」は、両国の言語で意味に違いがあることを除けば、すべて同じだ。中国語の「亥」は豚を指し、日本語の「亥」はイノシシを指している。なぜそうなったのか、十二支の概念は古代中国の思想に由来し、日本の十二支暦法は中国から伝わった。中国の十二支は三千七百年前の商殷時代に起源し、その頃の豚はイノシシを指していた。その後、イノシシが家畜化され、豚を指すようになった。しかし、日本に伝わった時、日本社会ではまだイノシシを家畜化させていなかったため、当時の日本人にとってイノシシは家庭の豚より多く見られ、自然に「亥」はイノシシと呼ばれるようになった。

今年は2020年で、十二支暦法では、今年は子年である。周知のように、十二支のはねずみを指している。他の動物はみな良いイメージの動物なのに、なぜ嫌われる鼠が十二支に選ばれたのか、繁殖力が強いため、子孫繁栄、財力の象徴でもある。そして次ぎのような伝説がある。昔、神様は元旦の朝に全ての動物が拝見するようにと告げた。先着の12名が十二支となる。歩くのが遅い牛は、自分の道に時間がかかると思って早めに出発したが、ねずみはこっそりと牛の背中に隠れた。神様のところに到着してから、まだ誰も来ていなかった。牛は自分が一番早く着いたと思って神様に敬礼しようとした時、ねずみはいきなり牛の背から飛び降りてトップになった。そのため、十二支暦法は子年から始まる事になった。面白いことに十二支には猫がいない。一説によると、かつてねずみは猫と友達で、一緒に住んでいた。猫はよく眠りをむさぼって、朝起きられないので、ねずみに朝起きしてもらった。然し、拝見の日にねずみがライバルを減らすために猫を起こさなかった。これで猫は十二支になるチャンスがなくなった。それ以来、猫はねずみを憎み、ねずみを見るとつかまえるようになった。

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作者:( 「ふれあい中国」)

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