春節
2020年01月20日中国文化
春節は中国の最も盛大な祝祭日であり、それは中華民族の思想信仰、理想願望、生活娯楽と文化心理を表しているだけではなく、飲食と娯楽活動のカーニバルでもある。春節期間中、全国各地では色々な祝い行事が行われる。地域文化によって習わしの内容は違い、それぞれ地域特色を色濃く帯びている。春節、すなわち旧暦の新年であり、1年の初めである。俗に新春、新年、新歳、歳旦、年禧、大年などと呼ばれる。春節の歴史は古く、上古時代の祈年祭から始まった。旧暦の正月元日は現代では春節と呼ばれ、旧暦の1年の最後の日を「大晦日」と呼ぶ。「春節亅はまた、「過年亅とも称される。「過亅は越す、越えるという意味である。民間には「過年」の由来に関する多くの伝説があるが、その中の最も有名な伝説は、「年亅という怪物に関する伝説である。伝説によると、「年亅は凶悪で凶暴な怪物である。「年」は長年海底に住み、大晦日になって岸に上がり、家畜を食って人命を害した。そのため、大晦日になると、人々は「年」の害を避けるために、山に逃る。その後、ある人が「年」の致命的な弱点を発見した。それは「年」が赤くて、火の光りと破裂音を最も恐れることだ。赤い春聨を貼って爆竹を鳴らすと、「年」がびっくりして逃げてしまう。それから毎年の大晦日、家々は赤い春聨を貼って、爆竹を打ち上げ、戸燭の灯は明るく、大晦日を過ごす。これが「過年」の由来であり、今でもそうである。
現在、中国の春節は華やか、にぎやかに表現する。大晦日になると、魔除けのために、門に赤い春連を貼り、赤ちょうちんをつるし、これで春節の雰囲気が出てくる。中国人は、大晦日の晩飯を大変重視して、必ず家族が集まって食事をとる。これを年夜飯或いは団円飯と俗称し、お正月を迎える1年中の最後の食事を示す。この食事には一家団らんの願いが込められている。メニューは多少違いうが、ギョーザと鶏肉と魚肉は欠かせない。その後、新年のカウントダウンが始まり、街は花火や爆竹で騒がしくなり始める。翌日、新しい服を着て親戚や友人のところへ年初回りに行き、新しい一年への期待を語る。
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作者:( 「ふれあい中国」)
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