靖江王城
観光スポット紹介
靖江王城は桂林市の中心に位置し、独秀峰という山を囲むように築城された明代の王城です。19.78万㎡の広大な敷地を、幅5.5mの城壁がぐるりと囲んでいます。明代の始めに皇帝の朱元璋が朱守謙を靖江王に封じると、王府の建造を始めました。洪武26年(1393年)に王府は完成し、周囲の長さ1783m、それぞれ東、西、南、北に4つの門が設けられています。中心の宮殿建築を取り巻くようにして、寝宮、楼堂庁館や亭閣軒室などを配置し、壮大な建築群となっています。その後270年あまり、14代の靖江王がここを王宮としていました。王府は幾度かの戦火に遭い破壊されましたが、その後の修復により、ほぼ当時の状態で再建されました。現在、城楼には‘状元及第’‘三元及第’‘榜眼及第’の三つの牌坊がはめ込まれています。ここには民国北伐時代、孫文大統領も一時滞在していました。その後、広西省役所となり、桂系軍閥李宗仁と白崇禧の本拠地にもなりました。
