聖ソフィア大教堂

  ハルピンの街に異国情緒を漂わせる聖ソフィア教会は、1907年に建てられたキリスト正教の聖堂である。
   この教会は、帝政ロシア・東シベリア第四歩兵隊がこの街を侵略した際、故郷から遠く離れた兵士たちの心に安らぎを与えるためのものだった。1923年に改築工事が始まり、9年後に、現在の姿になった。
  建物は威風堂々たる、ビザンツ様式を採用している。壁は赤レンガで覆われ、巨大なたまねぎの形をしたドーム状の屋根を持つ主要な楼閣が、周りを囲む大小様々な4棟の楼閣をまとめている。これらは階段で繋がっていて、前後左右に4箇所の入口が備わっている。また、正門の上には、異なる音色を持つ7つの銅の鐘が掛けられ、熟練した匠が手と足を一緒に操ることで、抑揚豊かなハーモニーが奏でられる。