黒米

 黒米は中国で2000年以上の歴史を持っており、その美味しさから漢の時代から清の時代まで貢物として皇帝に献上されていました。黒米は名前の通り色が黒く、中身は白いお米です。香りが良く、栄養も高く、1981年の陝西省糧油測定センターの化学分析の結果で、黒米には8.5%の蛋白質が含まれ、普通の白米より1.7%も高く、8種類のアミノ酸が含まれ、普通の白米より15%も高い数値を示しました。他にもビタミン、脂肪、燐、カルシウムなどが豊富で、腎臓や目に良いとされています。紅い棗と一緒に煮たお粥があり、「黒紅双良味」と言われています。また、銀杏、白キクラゲ、クルミ、ラッカセイ、紅棗、氷砂糖、ハトムギの実を一緒に煮た「八宝粥」も有名です。豊富な栄養と珍しく高級な料理として、長寿食として好まれています。