先史文化

                                    

 済南市は八、九千年前の新石器時代早期にすでに人類の活動の跡があって、この時期の遺跡は全省で約七、八カ所が発見されて、その中に済南、章丘だけで4カ所あります。今から7300 ~ 6100年前の北辛文化時代の遺跡は、8か所が発見されており、山東省で最も密集した地域です。大汶口文化時期(6100 ~ 4600)に、済南地方における各地の先住民活動が更に頻繁になったため、分布が比較的に広く、数多い遺跡が残されています。大汶口文化に伝承されたのは山東龍山文化(今から4600 ~ 4000)です。1928年春、考古学者の呉金鼎氏が山東省済南市歴城県龍山鎮で有名な城子崖遺跡を発見しました。その後、考古学者達は相次いで城子崖遺跡に対して何度も発掘を行い、精巧な黒陶器を代表とする文化的遺構を獲得しました。これらの発見により、考古学者は黒陶を主な特徴とする文化遺存を「龍山文化」と命名しました。