広西会仙湿地  田園山水画の如く

2013年02月04日

 
 
 
 
 
 
広西の山水は麗しいカルスト風景を持っている他に、多くの「絶世風景」を醸し出している。
灕江流域にある会仙湿地は古画の中の山水田園風景の如くである。ここは中国最も特別な、美しいカルストの原生態湿地を持っている。連綿の山々と繋がる湖沼は互いに引き立て合い、絶妙のコントラストをなし、1300以上の歴史を誇る桂柳運河は中を曲がりくねっている。会仙湿地は「山、水、沼、運」という四つの景色から一体となっており、特に「運」という風景が盛り込まれたことが有難いのである。「運」は桂柳運河のことをさす。昔は桂林人は桂柳運河を切り開き、古代の中原と南西との往来する要衝を開設した。運河の全長は15キロあり、数十の水門が今まで完全に保全されている。遠くの運河沿岸にある曲線美にあふれた群山と近くの水辺の生い茂った蘆は南国の景色を醸し出している。
会仙湿地の最も代表的な景色は睦洞湖にある。睦洞湖は桂柳運河の中部にあり、会仙湿地の核心区域であり、「聚仙澤」と称されている。睦洞湖はそれほど大きくはなく、面積はわずか2000余ムー(1ムーは667平米に当たる)、1000近くの大小の池を結び合わせてできた湖沼である。渡り鳥の最適な生息地であり、毎年の春と秋に、多くの白鷺ここに止まり、えさを漁り、きれいな鳴き声が川面に響いている。