チベット独特なお正月風習

2013年02月05日

 
 
 
 
 
 
今年のチベットのお正月は211日であり、中国伝統的な旧正月より一日遅く、様々なチベット特有のお正月の催しが春節ゴルデンウィーク期間に盛大に行われる。この際はチベットへ独特な民族風情を体験に行くチャンスだ。
大晦日に、チベット族の年越し晩餐の最も重要な美食「古突」を食べないとできないだ。この料理は牛肉、羊肉、ニンジン、生麩で作ったものであり、チベット族にとってお正月に欠かせないものである。面白いことは「古突」の生麩の中に唐辛子や羊毛や塩や石などいろいろの意義を象徴するものが包まれている。唐辛子を食べ人ははきはきする者,羊毛を食べた人はやさしいもの,塩を食べた人は怠け者,石を食べた人は心強いものだと言われる。
年越し晩餐の後は、「魔除け」の儀式を行う。チベットの人々は石で「宝座」を作り、爆竹しながら汚れた生地を「宝座」に置き、鬼に供える。邪気を払い、来年は吉祥、幸福、健康となるようと祈る。
「水奪い」は旧正月の一日目の催し物である。川辺で夜明けを待つ風習がある。チベットの風習によると、川水を掬って飲んだ初めての人は最も幸せな人だと考えられる。三日目に、地元の人は宝瓶山や葯王山へ山神と水神を祭祀に参り、新しい年に運がよくなるようと祈る。
チベットの冬は想像以上暖かく、海抜の高いところに位置することから、日照時間が長く、冬の日差しが十分である。ラサ、シガツエ、ニンテイなどの昼間の平均気温は18℃くらいである。