中国・四川省の投資会社が10億元あまりの費用でタイタニック号を実物大で再現へ

2014年01月15日

 

2014年1月12日、四川省の投資会社が四川省大英県でイギリスの豪華客船「タイタニック号」を実物大で再現し、氷山にぶつかったときなどの様子を体験できるテーマパークを建設すると発表しました。
このテーマパークの最大の売り物は、全長が269メートルあったとされるタイタニック号を実物大で再現した模型で、船内を訪れた人たちが音や光を使って氷山にぶつかり浸水していく様子を体験できるということです。
タイタニック号の模型は、2年後に完成するということで、10億元(日本円で170億円)余りの費用がかかるということです。
タイタニック号は、1912年に北大西洋で沈没したイギリスの豪華客船で、中国でも映画を通じてよく知られています。
香港で会見を開いた投資会社の代表は、「タイタニック号の沈没のときに示された人類の普遍的な愛情や人々の責任感の強さを感じてもらいたい」と述べ、計画の意義を強調しました。
しかし1500人以上が犠牲になる歴史に残る悲惨な事故だっただけに、アトラクションとして再現することに対し論議を呼ぶことも予想されます。