桂林は世界自然遺産に申請成功

2014年06月30日

 

2014年6月23日、カタールのドーハで開かれたユネスコ世界遺産委員会の第38回遺産委員会で広西の桂林、貴州の施秉、重慶の金仏山及び広西の環江の四つの部分からなる「中国南方カルスト地形の第二期」は、期待通り世界の自然遺産に登録されることになりました。これは広西にとって史上初めてのことであり、自慢に思われることには違いありません。桂林市の遺産申請委員会によりますと、桂林のカルスト地形は2007年6月に「中国南方カルスト地形の第一期」(貴州の茘波、雲南石林、重慶の武隆)として世界自然遺産の登録に間に合わなかったことは極めて遺憾の至りでしたということです。
 その時、世界遺産専門家の間では、桂林のカルスト地形は「中国の南方カルスト地形」系列の中における最も重要な形態の一つだと認められていました。これは世界でも掛け替えのない地形であり、「中国の南方カルスト地形」の変遷の「ハッピーエンド」だと評判されていました。そして中国は桂林のカルスト地形を申請に出さないことが「中国の南方カルスト」地形の全体申請の欠陥になりかねないとも言われました。話によると、カルスト地形というのは世界で最も優れた地形の一つであり、主に炭酸カルシウムが溶かされた地形、及びこれと関連のある地形的生態的システムから構成されています。具体的に地下河、鍾乳洞、窪地、峡谷それに錐の形や宝塔の形をした峰などを指して言います。登録された桂林のカルスト地形の面積が延べ253.84平方キロメートルに及び、もし緩衝区域を合わせると約446.8平方キロメートルにも達しています。その中で最も代表的なのが漓江の川を初めとする峡谷峰林区域と葡萄鎮峰林区域(陽朔から桂林に戻る途中にある村)があります。