清源山

   清源山は福建省東南部の泉州市に位置しています。清源山の自然の景色が美しく、人文景観が優れています。特に山上の泉の多いところで「泉山」と言われています。山が高く雲に入ることから「斉雲山」とも呼ばれています。都市の北郊に位置し、また「北山」とも呼ばれます。山に三つの峰があるので、「三台山」とも言われています。清源山風景名勝区は中国の歴史文化名城・泉州市の重要な構成部分で、国務院が公布した国家重点風景名勝地です。「閩海蓬莱第一山」という誉れがあります。泉州四大名山の一つで、泉州十八景の一つです。清源山、九日山、霊山聖墓の三大エリアから構成されており、総面積の62平方メートルです。

   『泉州府志』によると、清源山は秦の時代に最初に開発され、中興は唐代で、宋元の時期が一番盛んだそうです。歴代の開発を経て、山には大量の文化財古跡が残されています。現存しているのは宋、元の時代の石像が7カ所9体あります。歴代のがけの石刻は600余りに及んでいます。元、明の2世代の花崗岩は木の構造を真似た石室が多い所です。最も有名な宋代の老君像は全国最大で、芸術価値が最も高い道教石彫刻です。九日山の祈風石刻は中国の古代海外交通史と書道芸術を研究する貴重な資料です。唐武徳年間、ムハンマドの門徒三賢、四賢が泉州に来て宣教しました、霊山に葬られ、イスラム聖墓と呼ばれています。その隣には鄭和五回目の西洋行きの「行香碑」が残されており、中国の海外交通の重要な史跡です。

   道教の石像、イスラム聖墓、鄭和行香碑、弥陀岩、碧霄岩、瑞像岩などの観光スポットがあります。