貢布日神山

貢布日神山はヤルツァンポ川の南側に位置し、ツェタン鎮に隣接し、チベットの聖山の1つに数えられています。貢布日神山には3つの峰があり、それぞれ央嘎烏孜、森木烏孜、竹康孜と呼ばれており、3つの峰にはつながった洞穴があります。
貢布日神山はチベットにある他の聖山にはない、未来を予知できるという言い伝えがあります。その言い伝えによると、この山は東の馬王、西の神像、北の孔雀、南の霊龟という4人の神の力によって支えられており、その力によって山が空により近づくことができたとされています。そして、誠意と果報のある者こそこの山を登り、仙界に至ることができ、自分の人生を予知できると言われています。また、アカゲザルから人に変わるというチベットの人間起源の概念もここから伝わっています。