山南(ロカ)地区観光スポット

山南(ロカ)地区の観光スポットについては、次の紹介をご覧ください。人気の観光スポットやカテゴリー別観光スポットで山南(ロカ)地区の魅力を存分にお届けいたします。

自然景観

ヤムドク湖(羊卓雍錯)

ヤムドク・ユムツォ(羊卓雍湖)は「羊湖」と略称され、チベット語では「碧玉湖」という意味を指しています。チベット山南地区浪卡子県と貢嘎県の間に位置し、ナムツォ(納木錯)、マナサロヴァルツォ(瑪旁雍錯)と共にチベット三大聖湖とされています。湖の水面標高は4441m、東西に130㎞、南北に70㎞、総面積は638㎞、平均深さは20~40mで、ヒマラヤ山北麓での最大の内陸湖とされています。水面には青い空を映し出し、雪山、氷河、島、牧場、温泉など一体化し雄大な景観を作り出しています。 ヤムドク・ユムツォは低濃度の塩湖に属し、チベット最大の人工養殖漁場があります。また毎年11月中旬から氷結期に入り、氷の厚...

宗教・信仰・寺

サムイェ寺(桑耶寺)

サムイェ・ゴンパはヤルツァンポ川北岸の哈布山の麓にあり、チベット仏教の歴史上の初の仏法僧三宝が揃った大規模寺院です。すでに千年以上の歴史を持ち、周囲には川が流れ、樹木が茂り、自然に囲まれています。 サムイェ・ゴンパは中心本堂と周囲の回廊の2つで構成され、本堂の1層はチベット様式、2層は漢族風、3層はインド様式という特殊な構造で「三様寺」といわれています。 境内には土蕃王朝以降の歴史、宗教に関する建築や壁画、彫塑などの文化遺産が保存されており、チベットにおける初期の文化宝庫の一つになっています。

陵墓・陵園

藏王墓

藏王墓は山南地区琼結県琼果区に位置し、7~9世紀における吐蕃29~40代の国王、大臣、王妃の陵墓群で、チベット最大規模の皇陵です。最も有名なのはソンツェン・ガムポ(松賛干布)墓と相隣するティデ・ソンツェン(赤徳松賛)墓ですが、9世紀末に行われた奴隷蜂起時に賛普の陵墓は全て壊され、現在残されている藏王墓は当時の衣冠塚に属していました。 陵墓群の総面積は約1万㎞で、各陵墓は地表から約10m高く積み上げられ、遠くから見るとまるで連綿とした小山のように見えます。河の近くに位置しているのはソンツェン・ガムポの陵墓で、墓の門は釈迦牟尼の故郷である南西方向に開かれており、お釈迦様への敬意を示しています。陵...