ウルムチ塩湖

  ウルムチ塩湖生態観光区は柴窩堡湖の南東から約5キロ離れたところに位置しています。面積は23.7平方キロ、塩分の含有量は海水の百倍近く、原塩と芒硝の埋蔵量が豊富です。


   塩湖生態観光区中の道路はほとんど塩で敷かれ、塩で積んだ塩山も見られます。その他、塩湖の塩分含有量が高く、成分は死海と近いことから、観光業と塩療養浴場が盛んでいます。死海に行かれない人は塩湖で水に漂うことを体験することができます。


   ウルムチは中温帯大陸性乾燥気候に属しています。最も暑い季節は7、8月、平均気温は25.7℃、最も寒い季節は1月、平均気温は- 15.2℃です。5月から10月までの間はウルムチ観光のゴールデンシーズンです。この季節は樹木は緑になり、色とりどりの花は咲き誇り、果物は成熟となってとてもいい香りを放ちています。


   遥かの新石器時代に、人類の足跡はここに残していました。歴史上の車師、匈奴、月氏、烏孫、突厥、吐藩などの少数民族はこのあたりに居住していました。古シルクロードは塩湖の南岸を通っていました。1976年に、出土した二体の唐代と元代古尸は高い考古価値を持っています。塩湖の北岸にあたる312国道の近くに唐代の狼煙が残されています。


   塩湖の結晶塩は透き通っており、純潔で滑らかで奇麗な光沢があります。地元の人々はよく質の良い結晶塩を利用し、様々な花鳥、人物、牛、羊、ダチョウなどの工芸品に作り、「塩彫」と呼んでいます。塩彫の中に最も人気なのは大きな結晶塩で作ったパレットです。新疆人は「手抓羊肉」といった料理が好きで、親戚や友達を持成す時に、塩で作ったパレットに料理を載せて出します。透き通った塩パレットはお客さんの目を楽しめます。「手抓羊肉」を食べる時に、羊肉を塩パレットに付けて食べます。味付けがシンプルに、塩と胡椒だけで食べでも美味しいです。