水磨溝公園

   ウルムチ市水磨溝公園風景区は新疆ウルムチ市水磨溝区に位置し、市役所から3キロ離れています。面積は36平方キロ、清泉山、虹橋山、温泉山、水塔山、雪蓮山、紅山と水磨河からなる公園です。


   景色が美しい公園として広く知られています、毎年、百万人以上の観光客は訪れています。公園に松林が生い茂り、泉がさらさらと流れており、都市の喧騒から離れた大自然の静けさが感じられるとこるです。中に「新安射撃場」、月亮島、ロープウェイ、清泉寺などがあります。


   水磨溝温泉は南京湯山温泉、臨潼華清池温泉と並ぶ都市と最も近い中国三大温泉と称されています。水温が恒定で、冬と夏の水温は38℃ー40℃、国家医療基準に達する六つの化学成分を含んでいます。それぞれ硫化水素泉、フッ素泉、リン酸泉、メタケイ酸泉、塩化物泉と呼ばれています。温泉療養院は日本政府の寄付に恵まれ、高水準医療設備を整えています。


   水磨溝公園は自然風光、人文景観、文化古跡、民族風情を一体となる悠久な歴史を持つ公園です。1733年、清政府は駐軍の食糧を加工するために、「水磨」という碾臼を二台購入し、このあたりで糧食を磨いたことから、ここは水磨溝と呼ばれるようになりました。その後、高官貴顕と文人墨客はウルムチに行った度に、ここで足を止め、数多くの詩文を残っていました。1760年、南彊カシュガルのウィグル族美人「香妃」は北京に行った途中に、水磨溝温泉で入浴したそうで、後世に「香妃出浴」といった美称を付けられたのです。


   ウルムチ水磨溝公園は国家級4A風景区と認定され、ウルムチ市新十景に収録されています。1988年から正式に対外開放してから、次々と外資を導入して温泉療養院、クラブ、ロープウェイ、葡萄山荘、雪蓮山ゴロフ場、清泉寺、白塔、翰分嶺、今世縁、古水磨、一砲成功広場などの観光スポットとリゾートが建設されました。2005年、1200万元を投資して修繕した「輝映青史」、「箭亭秀色」、「香妃出浴」、「清泉交流」、「香斎観魚」、「水磨歓歌」といった水磨河六景は有名な観光スポットとして多くの観光客を引き付けています。