武威観光

武威は漢代から東西交流の中継点として栄え、涼州とも呼ばれてきました。祁蓮山脈北麓の帯状の地域、河西回廊に位置し、東にトンゴリ砂漠が広がります。漢の武帝は紀元前121年に霍去病を遣わして河西を征服し、武威、張掖、酒泉、敦煌の四郡を置きました。

総面積が3.3万平方キロメートルで、人口は200.04万人(2014年)の緑豊かなオアシス都市で、「金の張掖・銀の武威」と称されています。武威は典型的な大陸気候気候に属し、年平均気温が7.8℃、年平均降水量が127~138ミリで、年平均日照時間が2200~3030時間あります。

「妙法蓮華経」を翻訳した西域の高僧鳩摩羅什や玄奘三蔵も立ち寄ったことがあるため、武威では仏教文化が隆盛を極め、最盛期には13もの寺院があったということです。

武威は全国重点文物保護単位が6処、省市級的な文物保護が540処以上もあります。主な見所は、雨を祈願した場所である「雷台漢墓」、高僧鳩摩羅什を記念した塔「羅什寺塔」、甘粛省最大の孔子廟「文廟」などが挙げられます。