初渓土楼群

  初渓土楼群は福建省永定県下洋鎮初渓村に位置している。5つの円形土楼、数10つの方形土楼から構成している。初渓土楼群は山々に取り囲まれ、大きな美学価値がある。
  その中に、集慶楼は明永楽17年(1419年)に建てられ、現在まで580年の歴史がある。集慶楼は初渓土楼群の中での最も古い円形土楼の一つである。この土楼の部屋、階段、壁は全部に木で作られ、接合の所で一つの釘も使わなく、全部ほぞを付けている。集慶楼の中に72本の階段があり、一つ家に1本ずつ配り、とても合理だ。この土楼の中では、6、700人が同時に住んでいたことがある。
  善慶楼は華僑の協賛による1979年に建てられ、三階建ての土木構造の土楼である。玄関は北側に向き、敷地面積は630㎡。
  縄慶楼は土木構造の方形土楼、1799年に建てられ、玄関も北側に向き、二つの方形土楼から構成している。
  庚慶楼は土木構造の円形土楼、三階建て、1840年に建てられ、敷地面積は660㎡。
  共慶楼は四階建ての六角形土楼、1949年に建てられ、正面は四角、後ろでは二つ角がある。共慶楼は152軒の部屋があり、玄関は一つしかない。