アモイの美食

アモイ料理を代表とする閩菜は中国八大料理系に属し台湾、潮州、汕頭の風味を兼ねています。厦門料理は新鮮で、薄くて脆く、少し辛み帯びた独特な風味で、特に海鮮、薬膳、素菜、軽食で有名です。


砂茶麺

 砂茶醤の主な材料は干しエビ、干し魚、玉葱、ニンニク、老姜など十数種類の食材から構成されています。唐揚げした食材を擂り砕き、砂茶醤にして使う麺です。

                            


土筍凍

 発明者は民族英雄の鄭成功様だと伝えられ、ゼラチンを含有し、主原料はワームの一種で、星虫動物。虫体を茹でた後、中のゼラチンは水に溶けて、冷却した後虫体が塊状になりその肉が白く、味がすばらしく、醤油を合わせるととてもおいしいです。

                        


カキ煎じ

 西暦1661年、オランダ軍が台南を占領したため鄭成功様は鹿耳門から反撃し、失土を奪還する決心をしました。その結果鄭成功はオランダ軍を撃退しました。オランダ軍が撤退の時、現地の大部分の食糧は燃やし奪還された台南では食糧不足で、大勢の兵士は餓死しました。このような状況に直面した鄭成功はカキ、サツマイモ粉を混合し、水と一緒に焼き、餅にして食べていました。意外においしく、後世に風靡した食べ物になりました。 

               


肉焼きちまき

 肉焼きちまきは椎茸、海老、サトイモ、栗、豚肉、糯米などを原料とし糯米を浸してから乾燥させ、ハロゲンスープ、葱油を混ぜ、鍋に入れて炒め、さらに煮立てた豚肉、生栗を混ぜ、竹の葉で包んで煮ました。肉ちまきは熱いうちに食べた方がいいのです。食べる時砂茶醤、赤唐辛子などの調味料をつけて、更においしくなります。  

              


  五香唐揚げ    

 油は徐々に油釜の中にすり込んで、油が浮いてくるまでよく回転して、熱が均等になるようにします。外観は赤褐色で、新鮮な香りが漂って、餡は滑らかな甘さ、お酒を飲む時おすすめのつまみです。 

              


なつめ唐揚げ

現地の糯米、うるち米粉をこねて粉団にして揚げて、中身に食材を使わず、外皮にゴマを包んで、甘くておいしいです。

                    


魚団子のスープ

 魚の主な原料は草で、魚団子を噛むと草の美味しさが感じます。しかも歯ぎしりが滑らかで、食べると中身に包まれた肉汁が噴き出てきます。

                       

 

 ショウガ母鴨

 アモイの薬膳料理です。主にショウガであり、20種余りの生薬と香料を入れ、どぶろくやごま油をかけて、土鍋でゆっくりと煮込みます。しばらくして、中の鴨肉にスープの味が骨まで滲み込みます 。 

               


南普陀素菜

 南普陀素菜は造型、色と味が非常に凝っています。それだけでなく、素菜の特徴をも保たれています。仏教は不殺生で、素菜の特徴も、肉は一切使わないことです。主な原料は米、豆製品、野菜、きのこ、キクラゲなど、仏教文化の深さと菜食文化の悠久さを十分に表しています。