担々麺

 担々麺は成都の有名な軽食です。小麦粉で麺を作ってから火を通らせ、麺の上に炒めた挽肉を載せたら出来上がりです。麺は薄くて細く、あんかけは香りがよく、味は新鮮でちょっと辛さを持つことから、担々麺は四川で広く伝えられ、よく宴会の軽食として使われています。  

 担々麺の中で最も有名なのは陳包包の担々麺です。それは1841年に自貢市出身の陳包包という行商人が初めて作ったのです。天びん棒で担いで売っていたため、担々麺と名付けられたのです。

 かつて、成都の担々麺は鍋を真ん中から二つに仕切られ、片方は麺を煮、片方は鶏肉や蹄膀を煮込んでいました。現在、重慶、成都や自貢などのところの担々麺は殆どレストランで売るようになっていますが、昔ながらの特色が保存されています。