天彭牡丹会 清明節前後



 成都北の方に位置する彭州市は、昔天彭と呼ばれており、四川の牡丹花の栽培地です。歴史上では河南省の洛陽、山東省の曹州、江蘇省の常熟と合わせ、中国の四大牡丹生産地として有名です。詩人の陸遊に「牡丹は中州だと洛陽は一番、四川だと天彭が一番」と称されていたことから、彭州はすでに唐宋時代から牡丹を栽培することで有名になっています。

 唐宋時代以来、当地の人は牡丹花が満開の時期に集まり、花見をする習慣があり、また毎年旧暦の3月3日の日を堪花節にしました。この伝統的な習慣を発揚するため、彭州市は毎年清明節前後に一年一度の牡丹大会を開催します。牡丹会をする間に、貴重な牡丹花を展示即売する他、丹景山を登ったり、地方の特色を持つ文化活動をしたり、特産品を展示即売したりします。