中国136か所の5A級風景区の入場料は合計で1人当たり2.2万元に達し

2012年10月09日

黄山風景区

 

 9月6日までに国家観光局の公布した136か所の5A級風景区の中に無料と部分無料になるのは9か所、入場料は100元以上になるのは94か所、そのなかに200元以上に達するのは26か所ある。
  すべての5A級風景区を見学したらいったい費用がどのくらい掛かるかということで記者はしだいに統計した。シーズン期間の風景区入場料は1人あたり19085元,風景区中観光スボット入場料は1064元,また風景区中のケーブルカー代、観光バス代、遊覧船賃などを合わせて2387元、すべての費用を合計すると結局総額は1人あたり22536元に達することを明らかにした。
  今年の国慶節連休の前に国家発展改革委員会の公布した値下げになる5A級風景区は14か所あるが、合計で300元だけ値下げにした。
  外国著名な風景区の入場料と比べると中国のはがだいぶ高かった。例えば歩行観光客に向けるアメリカイエローストーン国立公園の入場料がわずか75.6元かかる。歩行とサイクリング観光客に向けるコロラド大峡谷の入場料は63元だけである。そのなかに園内バス代を含んでおり、有効期間は一週間となる。しかし 国内の黄山風景区の入場料は230元、張家界天門山の入場料は258元に達する。5A級風景区の入場料は高額となったことが分かったが、多くの4A級風景区は安くはない。国家観光局公布したデータによると、今までに4A級風景区は約800か所あり、海南蜈支州島の入場料は168元に達する。およそ500か所の3A級風景区の入場料はほとんど50元ぐらいである。
  湖北省観光学会会長、湖北大学観光学院院長馬勇氏は5A級風景区の中に半分以上は自然風景名勝地であり、これらの公共資源は公益性があるべきだ。しかし、目下多くの風景区は独立採算制となっており、経済的な利益を得ることを目指して高額の入場料が生まれると語った。
 自然風景区は金儲けだけではなく、公益性をを持つはずである。わが国はアメリカのような国家公園体制を参照して完善な公園体制を築くことが必要である。