天津観光
天津は中央政府直轄市で、渤海地区の経済の中心地であり、中国北方地域最大の沿海開放都市です。華北平原の東北部に位置し、東は渤海に臨み、北は燕山、西は首都の北京の近くに位置しています。現在13の区と5つの県があり、華北最大の水陸交通と経済の中心地として、全市の面積は1.1946万平方キロメートルあり、そのうち市区の面積は4276平方キロメートルです。総人口は1546.95万(2015年)で、その中で54もの少数民族が住んでおり、33.14万人います。
天津は温帯半湿潤モンスーン気候に属し、年平均気温がおよそ14℃で、年平均降水量が360~970ミリです。春末期と夏初期、秋は最適な旅行時期です。
天津は自然に恵まれており、海や河の下流の海浜地区では、開発のための荒地が120平方キロメートル以上あり、石油化学工業や海洋化学工業の理想の場所となっています。天津は旅行素材も豊富で、自然や名所旧跡が特徴の薊県旅遊観光区、湾が特徴の塘沽浜海遊楽区、以津河・衛津河・月牙河・北運河などの河川も風景の1つで、繁華金街や鼓楼商貿街なども市の中心の観光地区となっています。また、毎年天津独特のものや、民族色のある催しが行われます。
天津には伝統的に伝わってきたさまざまな食べ物があります。その中でも「津門三絶」と呼ばれる「狗不理包子」、「十八街麻花」、「耳朶眼炸糕」は、精巧な技術で作られ、美味しく、栄養も豊富に含まれており、地元の人のみならず、多くの人々から好まれています。
河に沿い作られた天津市は、景色が綺麗で、1989年に選ばれた「天津十景」の他、五大道、天津之眼、鼓楼、黄崖関長城などの人気観光スポットが挙げられます。

天津観光スポット
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黄崖関長城
天津市薊県城から北へ30キロにある長城。隋代に創建されたもので、東は河北省遵化県の馬蘭峪長城、西は北京平谷県の将軍関長城へとそれぞれつながっている。全長は約42キロ。1987年になって、天津市が万里の長城再建に乗り出し、この区間の長城が再びその雄姿を現すこととなった。 黄崖関は、薊県域内で唯一の関所で、薊県と河北省興隆県の間を結ぶ主要な街道でもあった。北方からの侵入を防ぐのに適した非常に険峻な地形が利用されている。標高300mにある関城は、その東西両側の崖がまるでえぐり削られたかのように険しいところに築かれている。この崖を夕陽が照らすと幾筋もの黄金色の光が反射して見えることから、黄崖関という...
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古文化街
天后宮を中心とする古文化街は、800年以上の歴史を持つ古い町並み。その起源は金代に設置された直沽寨...
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鼓楼
天津衛城を築城した際、その中央に建設したのが鼓楼。四合院造りの天津戯劇博物館は鼓楼の隣にある。また...
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五大道
天津旧城の南東に位置する、成都道、重慶道、常徳道、大理道、睦南道、馬場道が延びるエリアは、19世紀...
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磁のハウス
磁のハウスは天津市平和区の赤峰道72号に位置しています。元々、フランス風格の4階建物でしたが...
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周鄧記念館
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清東陵
清東陵は全国の重要文化保護財に属して、中国の最後の王朝の最も重要な帝王の皇后と妃嬪の陵墓の群で、中国...