北海の文化

広西は「北に桂林の山水があり、南に北海の銀灘がある」ということで自慢しています。太陽の光に照らされ、真っ白で繊細な砂浜は銀色の光を放ち、そのため銀灘と称しています。その「砂浜が長くて平坦、砂は細くて白く、水温が快適、波は柔らかくて穏やか、サメが無し」などの特徴を持っていて、「中国第一の灘」と称されます。ここは銀色に染まった砂浜と見渡す限りの海だけでなく、特色ある文化を持っています。  

北海は古い海辺の都市で、ここは対外開放された現代文化があると同時に、独特な豊かな歴史文化が残っています。最も北海現地特色の文化は家文化です。北海市の「北海」は同名の漁村「北海村」に由来し、ここが家漁民という村人達が開発し、年で暮らして、北海市特有の家文化を切り開いました。文字が記された家文化は700年近い歴史があります。家漁民は海で長く暮らし、水上作業を中心に、船形の木作り小屋を家に住んでいます。3つに分類されると、一つは漁業に従事する人、二つは真珠採集を中心にする人、三つは船仕事をする人です。伝統の家漁民は上陸して居住したくなくて、多くの人が海辺で竹の小屋を建てて住みます。独特な地理環境と職業で、服装や結婚式、信仰、タブーや宗教などは陸地に住んでいる人とは全く違い、北海の独特な文化です。現在、海辺に住む家漁民は次第に陸上で家住み始め、昔の習慣を終え、現代人の生活に入っています。

北海合浦県で産出される真珠が有名であり、南珠とも呼ばれ、世界で「西珠は東珠に及ばず、東珠は南珠に及ばず」の説があります。それは馬氏珠母貝で産出して、粒子が大きく、まろやかで、光彩が魅力的で、西暦200年前の商代に、北海合浦で産出した南珠はずっと歴代の帝王への献上品であり、「国宝」と誉められています。北海は3000年の真珠採集の歴史があり、北海で生産された南珠は高級品で、北海は「南珠の郷」と呼ばれ、「珠城」とも呼ばれています。北海合浦の南珠は輝かしい数千年の南珠文化を育むだけでなく、海上シルクロードの人気商品でもあります。北海は海によって生まれ、港によって興ります。3000年間、北海は港によって世界に知られていて、最初の海上シルクロードを建設し、中国の有名な南の都市になりました。